2019年 04月 06日
甘草(カンゾウ)……は 甘い草、です
中央線・塩山駅前に 甘草屋敷 という文化財住宅があります。
旧高野家住宅は、江戸時代後期の民家と屋敷構えをそのまま歴史公園として活用している。当家は八代将軍吉宗の時代に薬用植物の甘草(カンゾウ)を栽培して幕府に納めていたことから「甘草屋敷」と呼ばれている。(山梨県・甲州市HPより)
甘草(カンゾウ・刻み)
甘草はその名の通り、咬んでみると思いっきり甘いんです。砂糖の200倍の甘さ、とも言われます。
でも、子供が好きなすっきりした甘さではなく、ねっちょりした口の中に残るような甘さ、なんです。少なくともビーチにはこの甘さは不快でした。
これ、輸入されるのですが、ほとんどは お醤油等食品の味付けに用いられています。
漢方に回ってくるのはそのうちの一部だけ。(漢方の売り上げが食品に比べて少ないため、ですよね)
甘草は漢方処方のなんと7割以上に配合されています。最重要生薬です。
その働き・作用・副作用等々書いたら、とても多いので。また、おいおいに。
簡単に言えば……処方の中の各生薬の 調整をしている と言えばいいでしょうか?
……でもね、すべての医師が漢方投薬時に注意しなければならない有名な?副作用(=むくみ)の主犯でもあるんです………。
by plage1012
| 2019-04-06 00:01
| 生薬